【6/17】宮島・大願寺の行事「嚴島弁財天大祭」。一年でこの日だけお姿を拝める秘仏

提供元:大願寺

毎年6月17日、宮島の大願寺では「嚴島弁財天大祭」という行事が行われます。

大願寺の本堂にいらっしゃる「嚴島弁財天」は、本堂正面の御厨子の中に祀られている秘仏で、ふだんは直接お姿を拝むことができません。毎年6月17日、年にたった一日だけ御開帳され、お姿を拝むことができます。

貴重なこの機会に、ぜひお参りください。

嚴島弁財天について

嚴島弁財天は弘法大師(空海)が唐から帰還する途中嚴島に立ち寄った際に、嚴島大明神として勧請(かんじょう)し、嚴島神社にお祀りしたと伝えられ、琵琶湖の竹生島、鎌倉の江の島と並んで日本三大弁財天のひとつに数えられています。

嚴島弁財天は仏像ではありますが、「嚴島大明神」「祀る」という言葉から想像されるように、江戸時代まで嚴島に住まう神様の化身として嚴島神社に祀られていました。

このように、かつては神仏習合の考え方で神道と仏教が融合し、神様と仏様は表裏一体として祀られていましたが、明治時代以降の神仏分離の政策をきっかけとして嚴島弁財天は大願寺に移されました。

嚴島弁財天は「八徳弁財天」として親しまれ、福徳・医薬・智恵・海運・音楽・生産・弁論・技芸の八つのことに御利益があるとされています。

また、「財を弁える天」と記すことから、財運・商売繁盛のため多くの人がその徳を慕ってお参りしています。

嚴島弁財天大祭について

提供元:大願寺

法会

※御開帳は、堂内の参拝準備が整い次第のご案内となります。
※御開帳は参拝される方1人ずつ本堂内陣の弁財天像の目前までお進みいただきます。
※11:00~14:00ごろまでは混雑が予想され、列に並びお待ちいただく可能性があります。

嚴島弁財天のご縁日(毎月17日)

毎月17日は嚴島弁財天のご縁日です。

この日は仏様とのより深いご縁がいただける日として、特別な催事が行われます。

本堂にて10:30より弁財天護摩の修法(護摩焚き)が行われます。参拝ご希望の方は堂内にて一緒に読経し、心願成就のため一時間ほどお勤めすることができます。

ご希望の方は、お札授与所にてお申し込みください。

※6月17日以外は帳が下ろされ、嚴島弁財天のお姿を直接拝むことはできません。

嚴島弁財天大祭 概要

※堂内の各ご尊像の写真撮影はできません。
※堂内ではご脱帽のうえご参拝ください。
※原則、堂内での飲食はご遠慮ください。

ひろしまリード編集部

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