「米原ルートへ再考必要」 新幹線延伸で宮元加賀市長 市議会で初めて持論

 宮元陸加賀市長は10日開会した市議会6月定例会の提出議案説明で、北陸新幹線敦賀以西の延伸に触れ、「一日も早い開通を目指すために米原ルートへの再考が必要と考える」と本会議で初めて持論を打ち出した。

 宮元市長は、現行の小浜ルートは現在までほとんど進展が見られず先行きも不透明な状況であるのに対し、米原ルートは建設費や工期、費用対効果の優位性が明らかと強調した。5月の加賀地域連携推進会議「オール加賀会議」でも米原ルートへの再考を求める決議が採択されたことを受け、「加賀地域からこうした議論を深めていきたい」と説明した。

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