関東鉄道、10月1日に運賃改定へ 10キロ超区間や通学定期券は価格据え置き

関東鉄道の車両

関東鉄道は10日、国土交通省関東運輸局長に対し、鉄道旅客運賃の変更認可を申請した。

申請した改定運賃では、大人普通運賃の場合、5キロ以内では20円、5キロ超9キロ以内は30円、9キロ超10キロ以内は10円、それぞれ値上げとなる。通勤定期券も同様に改定する。10キロ超区間では運賃を据え置くほか、通学定期券は、家計負担に配慮し、従来の設定のままとする。改定後の現金支払い時における大人普通運賃は、取手~西取手間が170円(現行150円)、守谷~水海道間が390円(現行360円)、佐貫~竜ヶ崎間が250円(現行230円)など。

同社は今回の申請に至った理由として、少子高齢化や新型コロナウイルスの影響による利用人員の減少、施設の老朽対策や社員の賃金水準の維持のためなどと説明している。運賃改定は、10月1日の実施を予定する。

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