出荷前の牛が突然暴れだし…大規模畜産牧場で一人で世話をしていた従業員がろっ骨折る大けが【長野・松本市】

突然暴れだしたのは出荷前の牛でした。松本市の畜産牧場で暴れた牛を抑えようとした従業員の男性がろっ骨を折る大けがをしました。

松本市の「櫻井(さくらい)畜産牧場」。
消防に一本の通報が入りました。
■通報内容
「従業員が牛と柵の間に挟まれた」
警察によりますと、9日午後3時前、従業員の安保直人さん(41)が出荷前の牛の手入れをしていたところ1頭が暴れ始めました。
安保さんは取り押さえようとしましたが、牛と柵の間に挟まれ胸を強く打つなどしたということです。うずくまる安保さんを別の従業員が発見し消防に通報。市内の病院に搬送されましたが、ろっ骨を折る重傷です。安保さんは、当時、1人で牛の世話をしていたということです。

■田中亮記者
「牛舎は1カ所だけではありません。近くには他の2つの牛舎もあります。近所の人によりますと合わせて1500頭ほどを飼育していたということです」

県内を代表する大規模な畜産牧場で出荷時に牛がなぜ暴れたのか。警察は重傷労災事故として原因などを調べています。

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