自動車大手の認証不正問題、ルール守られなかったのは遺憾=経団連会長

Kentaro Sugiyama

[東京 10日 ロイター] - 経団連の十倉雅和会長は10日の定例会見で、自動車大手の認証不正問題について「ルールが守られなかったのははなはだ遺憾だ」と述べた。

経済への影響について、ダイハツ工業の事案に比べると影響する台数も少なく、それほど大きなインパクトはないかもしれないとしつつ、安全が売り物の自動車産業で立て続けに起こったこともあり「早く是正しなければ、そのうちどこかでマイナスの影響がでてくることになりかねない」と懸念を示した。

十倉会長は、これはおかしいとか、もっといい方法があるとかということもあるかもしれないが、「ルールはみなが共通なものとして社会で運用していくものだ」と指摘。ルールは守らなければならないと語った。

国土交通省は3日、トヨタ自動車、マツダ、ホンダ、ヤマハ発動機、スズキに型式指定申請における不正行為が行われていたとの報告があったと発表。これまでに各社に立ち入り検査に入った。

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