新議長に中島謙二氏、副議長に生越俊一氏選出 島根県議会、両氏とも自民議連所属

中島謙二議長

 島根県議会が10日、正副議長選を行い、新議長に中島謙二氏(67)=益田選挙区、5期=、新副議長に生越俊一氏(67)=大田選挙区、4期=を選んだ。両氏は最大会派の自民党議員連盟(五百川純寿会長、15人)の所属。

 議長選の投票で中島氏は、自民議連に加え、第2会派の自民党ネクスト島根(嘉本祐一会長、11人)、民主県民クラブ(須山隆会長、5人)、公明党県議団(吉野和彦団長、2人)、無会派の成相安信氏の計34票を獲得。副議長選は無効票が1票あり、生越氏は計33票を得た。共産党県議団(尾村利成団長、2人)はそれぞれ所属議員に投票した。

 中島氏は議場で「島根創生の進展に寄与できるよう誠心誠意努める」と強調。生越氏は「県民の負託に応え、諸課題の解決と県政の発展に貢献する」と話した。

 中島氏は岐阜歯科大卒で2007年に初当選し、副議長や文教厚生、建設環境委員会委員長などを歴任。生越氏は出雲農林高校卒で11年に初当選し、県監査委員のほか、農水商工、総務委員会委員長などを務めた。

 自民議連は、慣例としてそれぞれ2年としていた正副議長の任期を23年に1年に変更し、今回も踏襲する。

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