ジョニー・キャッシュの未発表曲アルバムより、ブラック・キーズのダンが参加した曲が公開

Photo: Alan Messer, courtesy of Universal Music Enterprises

2024年6月28日発売予定の故ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)が1993年に書いた未発表音源を収録したアルバム『Songwriter』より、ブラック・キーズのダン・オーバックによるギター演奏をフィーチャーした新たなシングル「Spotlight」がリリースされた。

『Songwriter』にはジョニー自身が書いた全11曲のオリジナル・ソングが収録されており、30年以上の歳月をかけて制作された。アルバムからのファースト・シングル「Well Alright」は4月下旬にリリースされている。

<YouTube: Johnny Cash - Spotlight (Official Visualizer)> 

再構築した未発表アルバム

『Spotlight』は、ジョニーが亡くなる10年ほど前、1993年にナッシュビルのLSIスタジオで初めて録音された未発表のデモ音源をもとに制作されており、彼の息子であるジョン・カーター・キャッシュがそこからヴォーカルを選び抜き、共同プロデューサーのデヴィッド・“ファーギー”・ファーガソンとともに曲を解体し、生前ジョニーと共演したミュージシャンたちを迎えて新鮮なアレンジで再構築した作品となる。

この制作のために招かれたのは、ギタリストのマーティ・スチュアート、ベーシストの故デイヴ・ロー、ドラマーのピート・アボット、そして新曲「Spotlight」に参加しているダン・オーバックもその一人となる。ダン・オーバックは同曲の制作を振り返りこう語っている。

「ジョニー・キャッシュの曲でギターを弾くことができるなんて、一生に一度のスリルだった。ジョン・カーターとファーギーには感謝してもしきれないよ」

ジョン・カーター・キャッシュは次のように述べている。

「ダンが “Spotlight”に参加してくれて、この素晴らしい曲に彼のギターの音色とサウンドを加えることができたのは最高だった。この曲の方向性が変わったと思う。ダンとマーティという2人の優れたギタリストが、この曲に新たな命を吹き込むために協力し合っているのを聴けてよかった」

アルバム『Songwriter』は、ストリーミングやダウンロードのほか、CD、ブラック・ヴァイナル、限定カラー・ヴァイナルのアナログ盤を含むフィジカル形態でも発売される。

Written By Sam Armstrong

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