京急電鉄 観光促進・復興支援 特別ラッピング電車「ビビビビ!台湾号」が運行開始 品川駅で出発式 横浜市中区・横浜市西区・横浜市南区

関係者によるテープカット

京浜急行電鉄株式会社=西区=は台湾観光庁と6月7日、台湾観光特別ラッピング電車「ビビビビ!台湾号」の運行を開始した。

日本の玄関口である羽田空港のアクセスを担う京急電鉄の電車を利用して、台湾の魅力発信と観光需要を促進するもの。運行期間は9月28日(土)まで。名称には、台湾の景色の良さ「美景」、人の良さ「美人」、食の良さ「美食」、質の良さ「美質」の、4つの”ビ”の意味が込められている。車体には、台湾の文化と自然を表す「パイナップル」「茶葉」「蘭の花」をモチーフにしデザインされた”台湾”の2文字が書かれ、車内は台湾の名所や名物を紹介するポスターで彩られている。当初は4月〜5月の運行予定だったが、4月3日の台湾地震を受け、復興支援として期間を2カ月延ばして6月からの運行となった。

初日には品川駅で出発式を開催。同社の原田一之取締役会長のほか、台湾観光庁の方正光審議官らが出席した。2015年から台湾鉄路公司(国営鉄道会社)と相互誘客のための友好鉄道協定を結んでおり、原田会長は「ぜひ京急の電車に乗って台湾に旅行に行ってもらいたい」と挨拶した。その後、山本勝広駅長の出発の合図とともに午前11時46分、羽田空港に向かって記念すべき初運行を果たした。

台湾の文字が書かれた車両

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