アイスランドウィーク 今年は聖蹟エリアでも 市内の回遊性高める 多摩市

過去に行われたアイスランド紹介展示

友好協力関係を結ぶ北ヨーロッパのアイスランドの独立記念日である6月17日にちなんだ「アイスランドウィーク」が6月15日(土)から開催される。これまでは多摩センターエリアを中心に行われてきたが、今年は聖蹟桜ヶ丘エリアでも行われることになり、市全体で記念日を盛り上げる。期間は23日(日)まで。

2021年から始まり今回で4回目となるアイスランドウィークは、独立記念日の前後9日間に行われるものでアイスランドに関わるさまざまなイベントが開催される。これまでは多摩センターを中心に行われてきたが、来訪者の滞在時間や消費の増加、市内飲食店の活性化などを目的に今年は聖蹟桜ヶ丘でも催しが行われるようになる。

おもに多摩センターエリアは地域の商業施設などからなる「多摩センター地区連絡協議会」が中心となり、聖蹟エリアでは「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」を会場にして、主催・運営を行っていく。

昨年好評だったアイスランドのオリジナルレシピによって作られるスイーツヨーグルトが今年も販売される(各会場売り切れ次第終了、聖蹟桜ヶ丘はツナガルマルシェ内で販売)。また、各エリアに店舗を構える飲食店では、アイスランド風メニューの特別販売も行う(多摩センター4店・聖蹟桜ヶ丘2店)。

初のスタンプラリー

このほか、多摩センターではアイスランド観光ツアー相談会、セミナーなどを実施する。また、今回は両拠点をつなぐ「アイスランドWEEKスタンプラリー」を初めて企画した。期間中に多摩センターと京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターでスタンプを集めることで、最終日2日間に特別なプレゼントがもらえるという。阿部裕行市長は「多摩市内の回遊性を高める取り組みになれば」と期待を寄せる。

多摩市は昨年に引き続き、市内全小中学校の学校給食にアイスランド料理を提供する。また、駐日アイスランド大使の中学校訪問講演会やアイスランドのグズニ大統領から多摩市民あてに届いたビデオメッセージを市公式HPなどで公開する(6月中旬公開予定)。

多摩市は、東京2020オリンピック・パラリンピック大会でアイスランド選手団の事前キャンプ地となったことを契機に、アイスランドとの友好関係を築いてきた。

東京オリパラをきっかけに、2019年にアイスランドのホストタウンとして登録された。その2年後には駐日アイスランド大使館と「友好協力関係に関する覚書」を締結し、駐日アイスランド大使館、アイスランド本国との交流を活発化させることを決定した。

© 株式会社タウンニュース社