災害による離島での停電を想定 神戸海上保安部と電力会社が合同訓練

災害によって離島で停電が発生した際、関西電力が作業員と機材を海上保安部の巡視艇で運ぶための訓練が淡路島で行われました。

この訓練は神戸海上保安部と関西電力のグループ会社「関西電力送配電」が合同で行ったものです。

訓練は、台風により南あわじ市沖合の沼島で電線が切れて停電が発生し、定期船も欠航となった想定で行われ、巡視艇を使って作業員と機材を運ぶ手順を確認しました。

参加者は工具や重さ85キロある変圧器などをクレーンで積み込んだ後、作業員が巡視艇に乗り込み、沼島に向かいました。

沼島港で現地の状況を確認した後、洲本港に戻った作業員らは、普段使う船との違いなどについて意見を交わしていました。

県内では4年前の台風の際、姫路市の離島で停電が発生していて、関西電力送配電は今後も定期的に訓練を行うことにしています。

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