新人のMVとしては異例の衣装数…彗星の如くあらわれたBADVILLAINの9変化、K-POP界に新風

新人ガールズグループBADVILLAIN(バッドヴィラン)がファッション面でも注目を集めている。

BADVILLAINは去る6月3日、1stシングル『OVERSTEP』をリリースし、リード曲『BADVILLAIN』のミュージックビデオを公開した。同MVは公開4日目して再生回数3000万を越えるなど、大きな反応を得ている。

特に、セットや音楽はもちろんのこと、MV内でメンバーが見せた華麗な“ファッションショー”にも注目だ。

メンバーが着用した衣装の数は計9つ。数字もさることながら、より注目したいのはファッションセンスと、その裏に隠されたストーリーである。

(画像=Big Planet Madeエンターテインメント)BADVILLAIN

まず、「テレビ局占領」事件を視覚的に見せるため、オールホワイト衣装とカラーブロック衣装を選択した。ホワイト衣装は美しいグループダンスを見せる効果があり、正反対のブラックをベースにしたカラーブロック衣装でポイントと面白みを生かしている。

続いて未来志向的なファッションも披露。Y3K衣装とサイバー衣装がまさにそれだ。Y3Kは3000年代の未来の衣装を意味し、廃アパートを背景にしたダンスシーンなどに登場する。未来的なディテールとグラフィックを活用してレトロとフューチャーのバランスを合わせることで、自由奔放なBADVILLAINの姿を表現した。

また、宇宙船から出たばかりのようなサイバー衣装は、クライマックスの大規模ダンスシーンで着用したもので、多くの人々の間で踊るバッドヴィランの異質な感じを最大化するとともに、没入感を与えるようなスタイリングに仕上がっている。

ほかにも、取調室とマグショットを連想させる空間では、それぞれの個性を生かした自由なカジュアルルックを披露した。なぜ彼女たちがBADVILLAINにならざるを得なかったのか疑問を誘発。ブラックカラーをベースにしたグランジ&ゴーピコアムードの衣装では、ヴィランになったメンバーがメディアを占領するというイメージを強調した。また、キャットウーマンをコンセプトとした衣装は、ヒーローを象徴するとともに世の中の偏見を打ち破って前進するという意志を表明したりもした。加えて、ドレスとパープルタイダイの衣装で、荒さのなかに繊細さと華やかな美しさを秘めた、相対する魅力を見せることも忘れなかった。

なお、BADVILLAINはBig Planet Madeが設立3年目にして初ローンチした7人組ガールズグループだ。Mnet『STREET WOMAN FIGHTER』出身のエマ、ダンスクルー1million出身のクロイ・ヤング、MBC『放課後のときめき』出演者のヒュイとユンソ、“隠れた原石”のイナ、ビン、ケリーで構成されており、“完成型パフォーマンスガールズグループ”を標榜している。

(記事提供=OSEN)

© 株式会社ピッチコミュニケーションズ