SEQSENSEの自律移動型警備ロボット「SQ-2」、東京都庁第二本庁舎に本導入

導入の背景について

SEQSENSEは「世界を変えない。」というミッションを掲げ、深刻化する働き手不足の解決策として、自律移動型ロボットの開発・製造・サービス提供を行っている。現在は自律移動型警備ロボット「SQ-2」を中心にサービスを提供しており、2019年のローンチ以降、日本全国でロボットを導入し、警備現場での実績を重ねている。

東京都では、更なる警備水準の向上と効率的な警備の実現に向けた取り組みの一環として、2022年から2回にわたり警備ロボット活用に向けた検証を進めてきた。SEQSENSEのSQ-2もこれらの取り組みに参加し、その優れた性能を評価され、今回の本導入に至った。

第二本庁舎におけるロボットの運用は、警備を担当するテイケイが実施する。高度な技術と優れたサポート体制を通じて、都市の安全を守るパートナーとしての役割を果たしていくとしている。

今後もSEQSENSEは働き手不足や生産年齢人口の減少といった課題への解決策として、実務利用できるロボットの社会実装を進めて行く方針だ。

警備ロボット概要

自律移動型警備ロボット「SQ-2」

自律移動型警備ロボット「SQ-2」について

自律移動型警備ロボット「SQ-2」と、ユーザー自身でロボットを運用し警備業務に利用できる運用管理システムを含めて、警備ロボットシステム「SQ-Guard」として2019年よりプロダクトを提供している。

SQ-2は、独自のセンサー技術や経路計画機能など高度なテクノロジーを駆使することで生まれた自律移動型の警備ロボットだ。人手不足が深刻な巡回警備業務を人に代わって、もしくは人と分担して行うことを可能とする。

独自のSQ LiDARの搭載により、これまでにない広視野角を実現し、警備対象物件の詳細な三次元マッピング、障害物や歩行者をはじめとする移動物体の発見、環境変化の検出をすることが可能。

センシングの結果を自己位置推定および経路計画に利用することで繰り返し安定した移動を行うことができ、また、人や障害物などとの接触を防ぐことが可能となる。

ロボットを操作するために開発された自社開発のクラウドシステムは、警備員のからのフィードバックをもとに、使いやすく、実際の警備に必要な機能を提供している。このクラウドシステムにより遠隔からの指示で各種警備業務(巡回・立哨・動哨)を行うことができる。

ロボットから送られてきた情報はすべてクラウド上に蓄積され、巡回結果のレポート作成や、ロボットに搭載されたカメラのストリーミング動画の録画再生といった機能をいつでも利用できる。また、画像認識やマイク・自動音声アナウンスなどの機能も搭載している。

ロボット、クラウドシステムどちらも日々開発を継続し、より良いものへと進化しているという。新たな機能や不具合解消などは日々の遠隔アップデートされるため、常に最新の製品を利用できる。

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