新たに暴力団構成員の男を殺人未遂の疑いで逮捕 徳島市国府町の殺人未遂事件で逃走していた4人目の男【徳島】

2024年5月、徳島市国府町のパチンコ店駐車場で男性が刃物で刺された殺人未遂事件で、現場から逃走していた暴力団構成員の男が、6月10日、新たに殺人未遂の疑いで逮捕されました。

逮捕者はこれで4人となりました。

逮捕されたのは、住所・職業ともに不詳で、指定暴力団六代目山口組傘下組織の構成員の53歳の男です。

暴力団構成員の男は、防犯カメラの映像などから現場から黒っぽいセダンに乗って逃走していたことが確認されていて、警察が逮捕状をとって行方を追っていましたが、10日午後1時半ごろ、徳島名西警察署に弁護士と一緒に出頭してきました。

(渡辺大世記者)

「事件があったパチンコ店の駐車場です。こちらでは現在、暗闇の中、照明をつけて鑑識による作業が行われています」

この事件は5月26日午前0時ごろ、徳島市国府町のパチンコ店の駐車場で近くに住む57歳お男性が複数人の男に刃物で腹部を複数回刺され、意識不明となったものです。

(近所の人)

「びっくりです、怖いです」

「家が近いので、怖いですね」

警察は、徳島名西警察署に、徳島県警単独では15年ぶりとなる捜査本部を設置しました。

これまでに、徳島市川内町の販売業の58歳の男と、徳島市栄町の無職の61歳の男、それに徳島市新浜町の自称・塗装工の57歳の男の3人が、殺人未遂の疑いで逮捕されていました。

10日に逮捕された暴力団構成員の男は、この3人と共謀して犯行に及んだ殺人未遂の疑いがもたれています。

警察は、事件当時に現場にいたのはこの4人とみていますが、4人の認否については捜査に支障があるとして、明らかにしていません。

刺された男性は逮捕された男らと何らかのトラブルがあったと見られていて、警察は4人が犯行に至った経緯や、誰が刺したのかなどを調べています。

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