虹のコンキスタドール、ファンとブドウ狩り 萩・石見空港利用促進に一役 島根県益田市

ファンとブドウ狩りを楽しむ虹のコンキスタドールのメンバー(中央)=益田市喜阿弥町

 萩・石見空港(益田市内田町)の利用促進につなげようと、同空港利用拡大促進協議会などが、アイドルグループ「虹のコンキスタドール」とファンの交流やライブを盛り込んだツアーを実施した。8日から1泊2日の日程で、同日は益田市内で特産のブドウの収穫を楽しんだ。

 全国からファンクラブ会員の63人が参加した。空港に降り立った一行は、同市喜阿弥町の地元農家のブドウ農園に向かい、ブドウ狩りを体験。はしゃぎながら鈴なりのデラウェアを2房ずつ切り取る「推し」のメンバーに「かわいい」などと声をかけ、一緒に味わった後、記念撮影した。

 初めて益田市を訪れたというメンバーの鶴見萌さん(27)は空港での石見神楽の出迎えなどを挙げ、「温かいところ。おいしそうなブドウをみんなで探して食べるのも楽しかった」と笑顔。参加した千葉県市川市の会社員(32)は「メンバーとの体験を通してその土地の暮らしが感じられてよかった」と話した。

 ツアー料金は約10万円で、協議会とANAあきんど、グループが所属する事務所が協力し、昨年に続いて企画した。

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