「北京国際モーターショー」でNIOの電池交換ステーションのデモンストレーションを見学する来場者。（4月30日撮影、北京＝新華社記者/張晨霖）
【新華社北京6月10日】中国の新興電気自動車（EV）メーカー、蔚来集団（NIO）がこのほど発表した2024年第1四半期（1～3月）決算は、売上高が前年同期比約7.2％減の99億1千万元（1元＝約22円）、最終損益は51億8500万元の赤字となり、赤字額は9.4％拡大した。粗利益は3倍の4億8770万元に上り、売上総利益率は4.9％と前年同期の1.5％から上昇した。研究開発費は6.9％減の28億6420万元となった。
完成車の売上総利益率は9.2％と4.1ポイント上昇した。NIOは上昇の理由として、主に材料1単位当たりのコスト低下を挙げた。納車台数は3万53台で、うち高級スマート電動SUV（スポーツタイプ多目的車）は1万7809台、高級スマート電動セダンは1万2244台だった。
第2四半期（4～6月）については、納車台数を2.3～2.4倍の5万4千～5万6千台、売上高を89.1～95.3％増の165億9千万～171億4千万元と予想した。
