【ベトナム】中部2省、砂不足で工事が遅延や中断[建設]

ベトナム中部クアンナムとクアンガイの2省では、建設資材の不足により、多くの重要案件の工事が遅れたり、長期の中断を強いられたりしている。9日付ダウトゥ電子版が報じた。

クアンナム省ではカウチム川に架かる第1タイアン橋と第2タイアン橋が完成したにもかかわらず、接続道路の盛り土用の砂がないため、1年余り工事が中断している。地元のズイスエン村人民委員会のグエン・テー・ドゥク副委員長は、「クアンナム省人民委の指導の下、砂鉱山の鉱物採掘権の入札手続きを急いでいる」と話した。同省の沿岸道路129号線とチューライ・ヌイタイン都市環境改善の2案件でも、地元の鉱山では砂が不足するため、省内各地に協力を要請している。

クアンガイ省のホアンサ—ゾクソイ間道路の建設では、9カ所の砂鉱山を採掘計画に追加、起工したが、5カ月過ぎても採掘が始まっていない。請負業者は省に対し、鉱山側への指導を要請した。同省天然資源・環境局のグエン・ドゥク・チュン局長代理は、「建設資材が不足しているのは、許可申請手続きが遅過ぎるためではないか」と話している。

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