BYD幹部、中国自動車市場における中国ブランドのシェア「2年以内に80%に」―台湾メディア

中国電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)のブランド・広報部門責任者の李雲飛氏はこのほど、「中国ブランドは2年以内に中国市場で80%のシェアを獲得できる」との見通しを示した。写真はBYDの仰望U9。

台湾メディアの中時新聞網によると、中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)でブランド・広報部門の責任者を務める李雲飛(リー・ユンフェイ)氏はこのほど、中国重慶市で開催された中国自動車関連フォーラムで基調講演し、「中国は15年連続で世界最大の自動車市場であり、中国ブランドのシェアは拡大し続けている。中国ブランドは2年以内に中国市場で80%のシェアを獲得できる」との見通しを示した。

李氏によると、中国の自動車市場における中国ブランドの内燃機関車とEVなどの新エネルギー車のシェアを合わせると60%前後に達している。中国ブランドの市場シェアが最も低かったのは2019年で、当時は33%にすぎなかった。

李氏は「中国の消費者100人のうち中国ブランドを選択した人はわずか33~34人だったのが、今では60人が中国ブランドの車を購入している」とし、「今後2年間で中国ブランドの市場シェアは80%かそれ以上に達する可能性がある。このことは、中国ブランドにはまだ20%(400万台)の成長余地があり、多くの優れたブランドが存在することを意味する」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

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