【日本代表】久保建英 国立競技場のサッカー専用化を提言「トラックがなかったら最前列で見られる」

前日練習に参加した久保建英(左から3人目)

サッカー日本代表MF久保建英(23=レアル・ソシエダード)が、東京・国立競技場のサッカー専用化を提言した。久保は北中米W杯アジア2次予選シリア戦(11日)の会場となるエディオンピースウイング広島に初見参。サッカー専用スタジアムとあって、胸に秘めていた思いを吐露した。

「日本にも、これを機に街中にサッカー専用スタジアムができれば。自分の欲望を言っちゃうと、国立なんかサッカー専用スタジアムになってくれればなと思ったけど…。それは僕たちが結果、内容で見せていった上でじゃないと要求もできない」

現状の国立は陸上競技場と球技場を兼ねた構造。5月29日の東京V戦で初めて国立でプレーした経験を踏まえ「キャパはすごく入る。立地もいいのでファンも入れる。でも、見に来ているファンからすると、ちょっと(ピッチからの距離が)遠い部分もある。この前も何人かの友達にちょっと遠いかなと言われた。あれが近くなれば、よりサッカーの臨場感がある。(陸上)トラックがあると(近くで見るために)特別ブースとか設置しないといけない。トラックがなかったら最前列で見られる」と力説。サッカー専用化が実現すれば、より多くのファンを引き付けるとの持論を展開した。

そのためにも「またサッカー人気が日本で来ていると思う。しっかり結果、内容で選手個人としても、代表としても成長して、もっとサッカーが地域に根付いていけばいい」。代表強化によって、日本に専用スタジアムが増加することを見据えている。

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