横浜人形の家で民間信仰の企画展 高知で今も続く「いざなぎ流」テーマ  神祭用具や仮面並ぶ

民間信仰で用いられる御幣などが展示された企画展=横浜市中区、横浜人形の家

 教義や教団組織を持たず、地域の住民の間で広まった民間信仰に着目した企画展「いざなぎ流のかみ・かたち-祈りを込めたヒトガタたち-」が、横浜人形の家(横浜市中区)で開かれている。御幣と呼ばれる神祭用具や祭事で使われる仮面など約130点が並ぶ。7月21日まで。

 同館によると、民間信仰は各地で広まったが、現代に受け継がれずに途絶えるケースが増えているという。そんな中、今回の企画展では高知県香美市物部町で今もなお守り伝えられている民間信仰「いざなぎ流」をテーマにした。

 午前9時半~午後5時(入場は同4時半)。月曜休館。観覧料は小中学生350円、高校生以上700円。

© 株式会社神奈川新聞社