元TBS・笹川友里アナに「やりがい搾取ですよ」女性支援うたうセレブ経営者のくせに「アマギフ2千円は安すぎ」女性ライターが怒り

TBSアナ時代は、エースとして活躍した笹川友里

2児の母は忙しい。5月下旬、慌ただしい様子で子供たちを超名門インターナショナルスクールに送り届けたのは、元TBSアナの笹川友里だ。テキパキと車から子供の荷物を取り出すその指には、巨大なパールの指輪がキラキラと輝いている――。

「番組の下っ端ADから人気女子アナ、そして経営者へ……。まさに令和の “わらしべ長者” ですよ」

と、笹川を評するのは芸能記者だ。

「2013年にTBSに入社すると、すぐに “美人すぎるAD” として注目され、翌年には、アナウンス部に異例の大抜擢をされました。当初は、局内でも “顔ありき” と冷めた目で見られていましたが、確かなアナウンス力で『王様のブランチ』や『あさチャン!』を務めるエースアナに成長しました」(芸能記者)

プライベートでは2017年に、北京とロンドン五輪のフェンシング銀メダリストの太田雄貴と結婚。第一子を出産した後、笹川は2021年にTBSを退社した。

「退社後は、個人事務所を設立し、司会業や洋服のプロデュースなどをおこなっています。さらに、特異な経歴を生かし、女性のキャリア支援をおこなうNewMe株式会社を知人女性と共同創業しました。いまや夫の雄貴さんも、IOC委員を務めるなどスポーツ界の超重鎮。まさにセレブ夫婦ですね」(同前)

しかし、順風満帆な “キャリア” を歩む彼女に対し、

「さすがにどうなのかと思いますよ。イラッとしました」

と憤るのはA子さんだ。ふだんは一般企業に勤めながら、副業としてライター業を営むA子さん。キャリアに悩み、NewMeが主催するイベントに参加したという。

「そのイベントをきっかけに、笹川さんと連絡を取り合うようになりました。そしてある日、とある記事の執筆に興味がないか、と誘われたんです」(A子さん)

記事は、NewMeの公式サイトに掲載するもの。さまざまなキャリアを歩んできた女性へのインタビューをまとめた内容だ。

「1時間近い音声データを渡されて、書き方も細かく指定してきました。そして報酬は『一律でAmazonギフト券2000円分』と平気で言うんです。さらに言い訳のように、別途ランチやクローズドの懇親会にも呼ぶからと……」

音声データを書き起こし、指定の書式に合わせて文章を整える――。プロに依頼すれば、どれほど安くても1万円は超える作業だ。

「会社として “女性のキャリア支援” を謳っていながら、報酬が安すぎますよね。クローズド懇親会や『私とランチ』という “キラキラしたもの” で人を働かせようとするのは、まさに若い女性が悩まされがちな、“やりがい搾取” だと思います」(A子さん)

さて、笹川本人に “ドケチ報酬” の真相を確認したところ、「執筆活動は有志でご協力いただいており、Amazonギフト券は謝礼であり、報酬の支払いではございません」と回答。一方、「謝礼として妥当か否かについては、今後検討いたします」という。

セレブらしく、太っ腹でいてほしい。

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