古江彩佳19位浮上 畑岡奈紗20位、山下美夢有21位でパリへ混沌/女子世界ランク

残り2週の「パリ五輪」日本代表争いが白熱(撮影/村上航)

10日付の女子ゴルフ世界ランキングが発表され、米ツアー「ショップライトLPGAクラシック」で2位に入った古江彩佳が3ランクアップの19位となり、日本勢2番手に浮上。次週「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(ワシントン州サハリーCC)を終えて決まる8月「パリ五輪」の日本代表圏内に入った。

日本勢最上位の笹生優花は予選落ちで2ランクダウンの8位ながら、代表入りは確実な状況。同大会初日の最終9番でブッシュに入った3打目地点のボール捜索時間が規定の3分を超えていたことが、翌日になって現地の米テレビ中継局関係者の通報をきっかけに発覚して失格となった畑岡奈紗は1ランクダウンの20位で3番手に後退。古江との平均ポイント差はわずか0.03ptだが、代表圏外にはじき出された。

同週開催の日本ツアー「宮里藍サントリーレディス」を2位で終えた山下美夢有は4ランクアップの21位。古江とは0.09pt、畑岡とは0.06ptの僅差で切符を争う3人がランキングでも並ぶ形となった。

続く日本勢は竹田麗央が42位、岩井明愛が43位といずれも2ランクダウン。45位の岩井千怜、47位の小祝さくらは変動がなかった。鈴木愛が1ランクダウンの54位、西郷真央が3ランクダウンの57位。ショップライトクラシックでともに21位だった渋野日向子と西村優菜は、それぞれ61位と70位で変わらず。

サントリーレディス優勝の大里桃子は127ランクアップの222位。

欧州男子ツアーの男女混合大会「ボルボスカンジナビア・ミックス」を制したリン・グラントが5ランクアップの27位、ショップライトクラシックで米ツアー初優勝のリネア・ストームが72ランクアップの93位とスウェーデン勢が順位を上げた。

1位ネリー・コルダ、2位リリア・ヴ、3位セリーヌ・ブティエ(フランス)、4位イン・ルオニン(中国)、5位ハンナ・グリーン(オーストラリア)に動きはなかった。

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