メジャー第3戦「KPMG全米女子プロ」の出場日本勢は 吉田優利は正念場

吉田優利にとっては正念場の3日間大会(撮影/村上航)

◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシック by Acer 事前情報(6日)◇シービュー ベイコース(ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)

2週後のメジャー第3戦「KPMG全米女子プロ選手権」(ワシントン州サハリーCC)の出場者リストには6日時点で、13人の日本勢の名前がある。「全米女子オープン」で2勝目を挙げた笹生優花をはじめ、日米ツアーの選手が並ぶ中で、まだ落ち着けないのが吉田優利だ。

開幕前日はプロアマ戦に参加(撮影/村上航)

メジャー大会や米女子ツアーの優勝者、世界ランク上位者などの資格を持たない選手は、今季の米女子ツアー年間ポイントレースのランキング順に選ばれる。現在133位の吉田は全米女子プロのフィールド156人のうち、優先順位で153番目にいる。デッドラインは今大会終了時で、出場のためには圏内に留まる必要がある。

「だいぶ気になっている」のが本音だ。全米女子オープンは51位で、ポイントレースで前週から10ランクアップに成功したが、最終日の終盤17番(パー3)をボギー、最終18番をダブルボギーにした。「もうちょっと自分のプレーができたら良かったなと思うんですけど、そうさせてくれなかった。環境やコースに左右されたミスが多かった」と振り返る。

海が近いコース。あらゆるところで草も茂っている(撮影/村上航)

ルーキーにとっては今週も初出場大会。コンパクトな18ホールはポアナ芝のグリーンが難敵になる。「ショートパットだからといって入るわけではなさそう。しっかり自分のマインドをコントロールして回れれば」。メジャー出場へはまず予選通過でひと息つきたいところ。「良いプレーをすることに越したことはない。しっかりやっていきたい」とうなずいた。(ニュージャージー州ギャロウェイ/桂川洋一)

太陽と雲と青空と(撮影/村上航)

「KPMG全米女子プロ」にエントリーした日本勢
資格/選手名
5大メジャー直近5年間の優勝者/笹生優花、渋野日向子
2022年以降の米女子ツアー優勝者/畑岡奈紗、古江彩佳、稲見萌寧
2024年日本ツアー年間女王/山下美夢有
世界ランキング上位60位(5月20日)/岩井千怜、岩井明愛、竹田麗央、西郷真央
有資格者を除く年間ポイントレース上位者/西村優菜、勝みなみ、吉田優利

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