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全米ゴルフ協会(USGA)は10日、アダム・スコット(オーストラリア)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)らが13日(木)に開幕する「全米オープン」の出場権を獲得したことを発表した。
スコットはオハイオ州で開催された最終予選会でキャメロン・デービス(オーストラリア)にプレーオフで敗れ出場を逃した。これにより2001年から続いてきた“メジャー連続出場”の記録は「91」でストップしたと思われた。
そして、トップ60に入れば出場権を得る10日に発表された世界ランキングでスコットは61位。しかし、59位には先日他界したグレイソン・マレー氏(米国)が入ったため、スコットは61位ながらトップ60との選手として権利を得ることとなった。スコットにとって23度目となる全米オープンで、過去の最高順位はチャンバーズ・ベイで開催された2015年大会の4位。今年の舞台、パインハースト・リゾートでは05年大会で28位、14年は9位だった。
またスコットは7月の「全英オープン」、来年4月の「マスターズ」は歴代チャンピオンとしての出場資格を保有、無事参戦すればメジャー連続出場記録は“94”に更新される。これまでの最多連続出場はジャック・ニクラス(米国)の146回で、連続100を超えるのはニクラスだけとなっている。
他には5月にPGAツアーの「RBCカナディアンオープン」を制したロバート・マッキンタイア(スコットランド)が世界ランキング41位で出場権獲得。テキサス州ダラスでの最終予選会で補欠1位となっていたガルシアも本戦出場。44歳のガルシアは全米オープン25度の連続出場となる。(文・武川玲子=米国在住)