岡山放送、神戸須磨シーワールドにユニバーサル対応システム「シュワQ」を提供 / Screens

岡山放送株式会社(本社:岡山市北区下石井2丁目10-12、以下OHK)は、6月1日グランドオープンを迎えた、株式会社グランビスタホテル&リゾート(本社:東京都千代田区)が運営する神戸須磨シーワールド(兵庫県神戸市)に、OHKが企画開発するユニバーサル対応システム「シュワQ」を提供したことを発表した。

シュワQとは、スマートフォンでQRコード※を読み取ると、手話・字幕・音声での案内が動画表示されるユニバーサル対応システムで、30年以上手話放送に取り組むOHKが長年の実績やノウハウを生かし2022年に企画開発。これまで施設や観光案内、企業やサービスの紹介などのユニバーサル動画を制作し、さまざまな分野での情報保障に貢献しているが、放送エリア外へのシュワQ提供はOHK初の取り組みとなる。

※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標。

6月1日に開業した神戸須磨シーワールドは『「つながる」エデュテインメント水族館』をコンセプトに掲げた水族館で、西日本で唯一のシャチパフォーマンスが楽しめたり、瀬戸内海の自然や神戸・須磨の生態系が学べるなど、学び「Education(エデュケーション)」と遊び「Entertainment(エンターテインメント)」を融合し、大人も子どもも楽しみながら学べる注目の新施設で、初年度200万人の来館を見込んでいる。

多くの人が集う水族館として、館内は車いすでの通行にも配慮し、バリアフリーに回遊できる動線計画がなされている。また阪神・淡路大震災の教訓を活かし、津波や地震など想定される災害に合わせた避難計画が構成されており、地域防災拠点としての機能も持っている。

このような情報をすべての人に届けたいとの思いから、神戸須磨シーワールドとOHKが協力し、水族館の3つのゾーンの避難経路の紹介動画を制作。分かりやすいナレーション(音声)と、手話・字幕の表示で、視聴覚に障がいのある方も情報が受け取ることが可能だ。

■ドルフィンスタディアム https://youtu.be/2c4V9uUsHa0
■アクアライブ https://youtu.be/43wFebrMSO4
■オルカスタディアム https://youtu.be/pRon7HYnAuQ

OHKは今後も地域社会における情報弱者の課題に向き合い、当事者とともに取り組みを推進するとともに、「情報から誰一人取り残されない社会」の実現を目指し、さまざまな活動をより一層推進していく方針。

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