宮城県知事、国スポ廃止求めず 「持続可能な大会」へ検討

日本スポーツ協会の遠藤利明会長との会談後に取材に応じる長野県の阿部守一知事(左)と宮城県の村井嘉浩知事=11日午前、東京都千代田区

 国民スポーツ大会(旧国民体育大会)の見直しを巡り、全国知事会の会長を務める宮城県の村井嘉浩知事は11日、大会の廃止を求めない考えを示した。東京都内で日本スポーツ協会の遠藤利明会長と会談後、報道陣の取材に応じ「持続可能な大会にできるよう、知事会として検討していく。廃止は視野に入れない」と述べた。

 村井氏は4月に「廃止も一つの考え方」と問題提起し、各地の知事から自治体の負担軽減など、改革を求める声が相次いでいた。一連の議論が起きてから、村井氏と遠藤氏の面会は初めて。

 会談には、知事会で国民運動本部長を務める長野県の阿部守一知事や、日本スポ協の山本浩国スポ委員長も同席した。

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