横浜に避難のウクライナ人も汗 鎌倉で300人参加し「田植え祭」

田植えに精を出すKDDI南関東支社の社員ら=8日、鎌倉市内

 鎌倉市南西部に広がる鎌倉広町緑地で8日、「田植え祭」が開かれ、同緑地で活動する市民グループ「田んぼの会」のボランティアら約300人が田植えに精を出した。横浜市内に避難しているウクライナ人も参加し、土の感触を楽しみながら親睦を深めた。

 KDDI南関東総支社が横浜市と連携して取り組んでいる避難民への支援の一環。同支社は地域貢献として以前から田植え祭に参加しており、今回は同社社員50人とウクライナ人4人が汗を流した。

 同支社の井上直子さんは「ウクライナの方々を交えた田植え祭の参加は今回で3回目。これに限らず、今後も横浜市と連携して中長期的に支援していきたい」と語った。ボランティアとして活動した茅ケ崎市立茅ケ崎小学校5年の石松凛之助さんは「楽しく田植えができた」と笑顔だった。

 10月には「稲刈り祭」が開催される予定。

© 株式会社神奈川新聞社