アギーレ監督の後任がアラサテ氏に決定! マジョルカ、ラ・リーガ定着に向けて実績十分の指揮官を招へい

マジョルカは10日、ハゴバ・アラサテ新監督就任を発表。2027年夏までの3年契約を締結したことを併せて伝えている。

ラ・リーガ連続在籍シーズンが『4』となり、クラブ史上2番目の記録となったマジョルカ。2022年3月に招聘したハビエル・アギーレ監督の下で、同シーズンはギリギリのところでラ・リーガに踏みとどまると、翌シーズンは9位フィニッシュと下馬評を大きく覆した。就任3年目となった2023-24シーズンは、MFイ・ガンインやMFイニゴ・ルイス・デ・ガラレタの主力が引き抜かれた他、新戦力がフィットするまでに時間を要したことや、FWヴェダト・ムリキの負傷離脱も相まって再び残留争いに。コパ・デル・レイ(国王杯)ではファイナリストとなったものの、アギーレ監督との契約を延長しないことを決定した。

そんなマジョルカの新監督として迎え入れられたのは、現在46歳のアラサテ氏だ。レアル・ソシエダやヌマンシアなどを率いた後、2018年夏にオサスナの監督に就任した。当時はエレベータークラブと化していた“パンプローナの雄”をラ・リーガに定着させたことに加え、2022-23シーズンには国王杯準優勝とヨーロッパカンファレンスリーグ出場権獲得を達成。クラブ公式戦通算257試合を指揮し104勝63分90敗。クラブ史に自身の名を刻んだアラサテ氏は、2023-24シーズン限りでサイクルを終焉させていた。

マジョルカと3年契約を締結したアラサテ氏は、クラブ公式サイトにて「すべての指導者が、挑戦とプロジェクトを大切にしている。何度も言っているけど、プロのフットボールの世界でそれを見つけるのは簡単ではないよ。だからこそ、オサスナで素晴らしいサイクルを終えられたことに対して、パンプローナの人々全員にとても感謝しているし、今から別の挑戦、別のプロジェクトに取り組めることにも、とても興奮している。監督はみんな、何かを構築することを望んでいるんだ」と高揚感を語っている。

1997-98シーズンから2012-13シーズンにかけて16年連続でラ・リーガを戦ったように、再び定着を目指すマジョルカ。“脱エレベータークラブ”に実績のあるアラサテ新監督の下、来シーズンはどのような成績を残すのだろうか。

【公式発表】マジョルカの新監督がアラサテ氏に決定

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