多嶋朝飛が大阪から仙台へ移籍…新HC獲得熱望「日々の積み重ねを大事に」

B1リーグの大阪エヴェッサは6月11日、多嶋朝飛が今シーズン限りで契約満了のため退団し、2024-25シーズンから仙台89ERSに移籍することを発表した。

北海道出身で現在35歳の多嶋は、173センチ73キロのポイントガード。北陸高校から東海大学へと進学後、リンク栃木ブレックス(現:宇都宮ブレックス)でキャリアを始めると、Bリーグ開幕後は地元のレバンガ北海道、茨城ロボッツ、大阪の3クラブでプレーした。移籍1年目だった2023-24シーズンは、リーグ戦56試合(うち先発9試合)に出場し、1試合平均16分23秒のプレータイムで3.7得点1.0リバウンド2.1アシストをマーク。2シーズン続けてオフに移籍をすることになった。

今回の移籍発表に際して、多嶋は「大阪エヴェッサのファン・ブースターの皆さま、そしてパートナー・関係者の皆さま、1年間ありがとうございました!どんな時でも熱く応援してくださったおかげで、波のある難しいシーズンを最後まで戦うことができました。この大阪の地で得た経験を無駄にすることなく、まだまだ成長していきたいと思います。またシーズン中の試合でお会いしましょう!本当にありがとうございました」と、大阪のクラブ公式サイトを通じて感謝のコメント。

新天地となる仙台のファンに向けては、「今まで自分が積み上げてきたものをチームに還元し、さらにチームとともに成長していけるよう日々の積み重ねを大事にしていきます。チームカルチャーの“Grind!”の通り、粘り強くどんな時も諦めずにチームメート、応援してくださる皆様とともに闘っていきますので沢山の黄援よろしくお願いします」と、メッセージを送った。

なお、多嶋の移籍について、仙台はクラブ公式サイトにて「落合(嘉郎)新ヘッドコーチとは2012-13シーズンにTGI D-RISE(ブレックス傘下のチーム)でともに闘ったこともあり、HCが絶対にリクルートしたいと名前を挙げた選手の1人です。多嶋選手自身も落合HCとぜひ一緒に闘いたいと今回仙台89ERSへの入団を決めてくれました」と獲得に至った経緯を説明。「落合HCを良く知るブレインの1人として、チームの様々な状況にも的確に対応してくれるものと期待しております」と新戦力に込めた狙いの一端も明かした。

【動画】移籍が決定…多嶋朝飛のプレーハイライト映像

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