北宋時代の宮廷楽器「大晟編鐘」 中国河南省

北宋時代の宮廷楽器「大晟編鐘」 中国河南省

開封博物館に展示されている大晟編鐘。(5月11日撮影、開封=新華社配信/畢建鴿)

 【新華社開封6月11日】中国河南省開封市の開封博物館が収蔵する「大晟編鐘(たいせいへんしょう)」は、北宋の徽宗(きそう)皇帝が勅命で作らせた打楽器で、崇寧3~4(1104~1105)年に都の開封で鋳造された。正式名称を「北宋大晟夷則銅編鐘」といい、当時出土した春秋時代の宋公成鐘を基にしている。音律の基準を定める「律器」としての役目も果たし、基音は黄鐘宮(現在の「ド」の音)となっていた。

北宋時代の宮廷楽器「大晟編鐘」 中国河南省

開封博物館に展示されている大晟編鐘。(5月11日撮影、開封=新華社配信/畢建鴿)

 大晟編鐘は28個の鐘からなり、全部で12組、計336個が鋳造されたが、現存するのは十数点で、うち1点を開封市博物館が収蔵する。同博物館の鐘は高さ27.5センチ、幅18センチ、重さ約6キロとなる。

北宋時代の宮廷楽器「大晟編鐘」 中国河南省

開封博物館に展示されている大晟編鐘。(5月11日撮影、開封=新華社配信/畢建鴿)

北宋時代の宮廷楽器「大晟編鐘」 中国河南省

開封博物館に展示されている大晟編鐘。(5月11日撮影、開封=新華社配信/畢建鴿)

北宋時代の宮廷楽器「大晟編鐘」 中国河南省

開封博物館に展示されている大晟編鐘。(5月11日撮影、開封=新華社配信/畢建鴿)

北宋時代の宮廷楽器「大晟編鐘」 中国河南省

開封博物館に展示されている大晟編鐘。(5月11日撮影、開封=新華社配信/畢建鴿)

北宋時代の宮廷楽器「大晟編鐘」 中国河南省

開封博物館のメインホール。(5月11日撮影、開封=新華社配信/畢建鴿)

北宋時代の宮廷楽器「大晟編鐘」 中国河南省

開封博物館の展示ホール。(5月11日撮影、開封=新華社配信/畢建鴿)

© 新華社