大阪府立学校、入学者選抜手続きオンライン化のため校務支援クラウドサービス「School Engine出願システム」を採用

システム ディは、同社の統合型校務支援クラウドサービス「School Engine出願システム」が、大阪府立学校で導入されることを、6月10日に発表した。

同社は、多くの都道府県教育委員会の要望にもとづき、この度「School Engine出願システム」の提供を開始し、大阪府教育庁で採用されている。

デジタル庁が強力に推進する「デジタル社会の実現」として、全国の高等学校の統合型校務支援システム導入率は97%まで上昇した。「School Engine出願システム」では、入試の出願~受験料の支払い~合否発表・点数開示~入学料支払いという一連の手続きをデジタル化できることから、志願者・保護者の利便性を向上させ、教員の働き方改革推進に貢献している。

「School Engine出願システム」では、志願者が出願締切日までに志願者・保護者の名前・住所や志願先・学科などを登録し、クレジットカード・コンビニ払い・ペイジーのいずれかのキャッシュレス決済方法で入学検定料を納付してオンラインで出願するため、志願先校では選抜に必要なデータを一元管理できる。出願状況・合格発表はパソコンやスマートフォンからオンラインでの確認が可能。志願者・在籍校・志願先校へは「ご利用ガイド」や専用コールセンターなどのサービスを提供している。

大阪府教育庁に採用され、府立中学校選抜などにおいて志願者約1000人に利用された実績がある。本年度は、大阪府公立高等学校選抜など府が実施するすべての入学者選抜でオンライン出願を全面導入する(紙ベースでの出願はなし)。他県でも導入が検討されており、全国での利用拡大に向けてシステムの案内を進めていく。

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