ライトエデュケーション、IT人材の育成のためIIJと協業して専門学校向けIT教育サービスを提供開始

ライトエデュケーションは、インターネットイニシアティブ(IIJ)と協業し、専門学校向けIT教育サービス(インフラ・セキュリティエンジニア育成パッケージ)の提供を開始することを、6月10日に発表した。

現在国内ではIT人材が著しく不足しており、2030年にはその不足数が80万人以上にもおよぶと報じられている。その中でも情報システム部門の人員やインフラ・ネットワークエンジニアの不足は深刻で、その育成にかかる負担も課題となっている。

専門学校でもITを学びたい学生のニーズが増加している一方で、技術トレンドの変化に対応しながら実践的なスキルを教育することは容易ではない。

企業と教育機関双方の課題解決が求められている中でより多くの学生が楽しくITを学び、働く現場で活躍できる社会人へと育つように、教育機関向けの学習システムを提供するライトエデュケーションとネットワーク・セキュリティ分野で技術的知見を持つIIJが協業して同サービスを提供することとした。

専門学校向けIT教育サービスの概要

ライトエデュケーションは、最新のICTを駆使したオンライン学習サービスや、そこで得たノウハウを生かした学習塾向けの運営システム・eラーニング教材を提供している。IIJは国内インターネット接続事業者として、ネットワーク、クラウド、セキュリティ、モバイル、システムインテグレーションなどの事業をグローバルで展開している。

今回提供を開始する同サービスは、IIJが専門的知見にもとづき監修することで実践的な知識を効果的な学びの仕組みとともに専門学校の学生に提供し、即戦力になり得るIT人材の育成に貢献していく。

なお、同サービスは提携校である専門学校 那覇日経ビジネスに導入され、すでに2025年4月の開講に向けた募集を開始している。今後の事業展開として、2030年までに国内50校への導入を計画している。

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