長野からブラジル移住100年 CFで記念行事資金157万円

ブラジル・サンパウロ州の第1アリアンサ村で盆踊りを楽しむ村民ら=2023年9月(赤羽晋治教諭提供)

 1924年に長野県民を中心とした集団がブラジルへ移住してから11月で100年となるのを前に、現地の村がクラウドファンディング(CF)で記念行事の運営資金約157万円を集めた。現地と日本語の教育支援で交流がある長野県が11日、明らかにした。村の最大行事の盆踊りや、記念碑の建立に活用する。

 県によると、資金を集めたのは第1アリアンサ村。サンパウロ市から北西約600キロに位置する。人口約千人のうち日系人が約2割を占める。

 CFは第1村の日系人団体や、国際協力機構(JICA)の事業で現地の日本語学校へ派遣中の長野県上田市立中の赤羽晋治教諭(30)らが企画した。

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