独首相、欧州自動車市場からの外国企業締め出しに反対

独首相、欧州自動車市場からの外国企業締め出しに反対

上海市浦東新区外高橋港区の海通ふ頭に並んだ輸出用自動車。(資料写真、上海=新華社配信)

 【新華社フランクフルト6月11日】ドイツのショルツ首相は8日、外国との競争のために欧州の自動車市場を閉鎖することに反対すると述べた。

 ドイツ日刊紙「フランクフルター・アルゲマイネ」の報道によると、ショルツ氏はドイツのリュッセルスハイムでオペル(独自動車メーカー)創立125周年記念イベントに出席した際、「外国企業に対し市場を閉鎖してはならない。国外市場でわれわれの企業が同様の対応を受けることを希望しないからだ」と述べた。

 欧州連合(EU)の欧州委員会は昨年10月から中国製電気自動車(EV)に対する反補助金調査を始めた。情報筋によると、保護貿易主義を乱用する米国をまね、中国製EVに追加関税を課す可能性がある。ドイツのデジタル・運輸相、経済・気候保護相、財務相はこのほどそろって、中国製EVに対する追加関税は欧州の関連産業の発展を守ることはできず、ドイツ企業やドイツ経済、公正競争の国際貿易環境に悪影響を及ぼすことになると表明した。

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