クラウド営業支援ツール「Mazrica」、営業データを自動で登録・更新する機能の提供を開始

マツリカが提供するクラウド営業支援ツール「Mazrica(マツリカ)」は、Mazrica内の営業データを、設定したワークフローに沿って自動で登録・更新する機能の提供を開始した。

今回リリースしたCRMオートメーション機能は、自動化によって業務効率の向上に貢献する機能。SFA/CRMで営業データを活用するために必要な入力作業を、設定されたワークフローに沿って自動で登録・更新する。これにより、あと回しになってしまったり、漏れや人的なミスが発生したりするデータの入力作業を削減する。

CRMオートメーション機能について

営業データの登録や更新、条件による処理の分岐、Slack通知やTeams通知などを掛け合わせたさまざまな処理の組み合わせを自動で行うことができる。ユースケースは次のとおり

1.フェーズを自動更新するオートメーション

営業活動ではBANTと呼ばれる予算・決裁者・ニーズ・時期のヒアリングが重要となる。最初にオートメーションのトリガー条件を作成しておくことで、実際にヒアリングしたBANT情報を更新したとき、オートメーションのトリガー条件である「条件を更新する」と一致するため処理が開始される。

またBANTの項目とも条件が一致するため、「フェーズを“案件化”に更新する」という命令が自動的に実施される。このように情報をアップデートすることで、複数の情報を条件にあわせて自動的に更新することができ、顧客情報の管理・更新の手間を削減する。

2.アクションを自動作成するオートメーション

たとえば作成日が11月1日で案件の決算月が3月である場合、作成したオートメーションの条件である「決算月は実行日より120日前」に該当するため、処理が開始される。さらに、自動的に設定したアクション種目・目的・主担当者の内容どおりに、対象案件に対してアクションが作成される。

この機能により、決算月が近づいている顧客に対して、予算どおりのタイミングに合わせた提案活動の実施が可能になる。

3.フェーズの更新により別の案件タイプに自動登録するオートメーション

営業担当が案件のフェーズを受注に更新すると、作成したトリガーの条件である「案件を更新する」と一致するため、処理が開始される。また、案件のフェーズが受注になった時の条件とも一致するため、「案件タイプ“CS”に登録する」という命令が自動的に行われる。これにより、案件フェーズが進んだ際に後工程の部門への連絡漏れを予防し、スムーズな連携を支援する。

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