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兵庫県内にも「魔の交差点」とされる所がある。県警のまとめでは、2023年に起きた人身事故のうち、7割が交差点で発生。1年間に10件以上相次ぎ、全国有数の危ない場所もある。なぜ多発するのか。取材すると、それぞれに特有の事情があった。
県警によると、昨年の人身事故1万6281件のうち、71%に当たる1万1487件が交差点で起きた。交差点事故で亡くなった人は55人で、負傷者は1万3112人に上る。
県警は人身事故が多かった交差点を地域ごとにワースト3まで集計。主な事故の類型などをまとめている。
それによると、神戸市内は3カ所、阪神は5カ所、東播は4カ所、西播は9カ所、但馬は6カ所、淡路は4カ所がランクイン。事故件数が同数の場所があるため、地域によって箇所数に違いがある。
県内で最多だったのは、神戸市兵庫区の「浜崎通交差点」と川西市の「小花1交差点」で、いずれも13件。神戸市西区の「西神中央線合流部」の12件、同市中央区の「税関前交差点」の11件と続いた。西神中央線合流部を除くと、いずれも国道などが交わる大規模な交差点で、交通量も多い場所だった。