美しい切り花を長持ちさせる4つの秘訣

古くから日本の風土に根付いてきた、なじみ深い和風テイストの草花。控えめながら清楚な美しさがあり、心を和ませる力も持っています。

梅雨空の下で咲いている和風の花々を切り花として室内に飾り、心豊かに過ごしてみませんか。今回は切り花にオススメの和風テイストの植物を、参考価格とともに紹介します。

記事最後には庭から摘んできた花をできるだけ長持ちさせる秘訣もお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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この記事で紹介する「切り花で楽しむ和風テイストの植物」にまつわるあれこれ

切り花にオススメの和風テイストの花8選

ギボウシ（多年草）

ボリューミーな葉に存在感があり、シェードガーデンの主役にピッタリなギボウシ。初夏に咲く白や薄紫の花も清楚な魅力にあふれています。

※参考価格：600～1000円前後（4号ポット苗）

ヤマアジサイ（低木）

学名：Hydrangea serrata
科名・属名：アジサイ科アジサイ属

ヤマアジサイは名前どおり野山に自生する野生のアジサイ。花が小さめで野性味があり、ナチュラルな雰囲気が楽しめます。

※参考価格：1000～1500円前後（4号ポット苗）

カワラナデシコ（多年草）

花弁の先が裂けて細かくなり、繊細な趣のあるカワラナデシコ。すらりと伸びた細い茎に、淡いピンクの花が咲きます。

※参考価格：300～500円前後（3号ポット苗）

キョウガノコ（多年草）

キョウガノコは古くから栽培されている日本の園芸種。赤紫の小花が集まった花穂が、ふんわりと優しげです。

※参考価格：600～800円前後（3号ポット苗）

ホタルブクロ（多年草）

ふっくらした釣り鐘型の花が愛らしいホタルブクロ。身近な里山や草原でもよく見かけ、地下茎を伸ばして旺盛に繁殖します。

※参考価格：400～600円前後（3号ポット苗）

タチアオイ（一年草、二年草、多年草）

タチアオイは茎を長く伸ばし下から順に開花。ピンク・白・赤の大きな花が、初夏の庭を華やかに彩ります。

※参考価格：500～700円前後（3号ポット苗）

フジバカマ（多年草）

秋の七草のひとつで古代より親しまれてきたフジバカマ。薄紫色の小さな花が集まって咲く姿が清楚で、しっとりとした風情があります。

※参考価格：400～600円前後（3号ポット苗）

アマドコロ（多年草）

アマドコロは鈴のような花が弓なりの枝にぶら下がり涼やか。乾燥に強く半日陰の庭でも栽培できます。※参考価格：500～700円前後（3号ポット苗）

切り花をできるだけ長持ちさせる4つの秘訣

花の切り方とタイミング

花を切る際は茎を斜めにカットすると水の吸収面積が広がり、水揚げがよくなります。水分を豊富に含んでいる朝の涼しい時間帯に摘むのがオススメです。

茎の処理

花瓶に生ける前に茎を水の中で切る「水切り」をすると、空気が入らず水をよく吸い上げます。 水に浸かる部分の葉は取り除いておきましょう。

水替え

花瓶の水は毎日こまめに取り替えましょう。 水に栄養源として少量の砂糖と、抗菌効果のある酢を加えると、花が長持ちします。

置き場所

置き場所は比較的明るさがあり、涼しい場所がオススメ。直射日光やエアコンの乾燥した風はできるだけ避けましょう。

梅雨の季節は涼やかな和風テイストの花を部屋に飾って快適に

庭から摘んだ和風テイストの花々は、梅雨の静かな雰囲気によく調和し、室内に清涼感をもたらします。しっとりした風情のある姿がインテリアに和の趣を与え、落ち着いた雰囲気に。

降り続く雨音をBGMのように聞きながら、自然の美しさを身近に感じられる贅沢なひとときを過ごしてみませんか。