フィル・スペンサー氏が直近のスタジオ閉鎖に初のコメント「誰かがしなければいけない決断」

フィル・スペンサー氏が直近のスタジオ閉鎖に初のコメント「誰かがしなければいけない決断」

Xboxブランドのトップであるフィル・スペンサー氏が、海外メディアIGNによる対面式ショーケース「IGN Live 2024」にて、マイクロソフトのゲーム事業部門における多数のスタジオ閉鎖に言及しました。

マイクロソフトは5月に『Redfall』の開発会社であるArkane Austin、『Hi-Fi Rush』、『サイコブレイク(The Evil Within)』の開発会社であるTango Gameworksを含む4つのスタジオを閉鎖し、さらにベセスダ・ソフトワークスで人員削減を行っていると報じられました。

2023年1月にリリースされた『Hi-Fi Rush』は急激なヒットを見せ、同年中に累計プレイヤー数が300万人を突破するほどの勢いでした。

スペンサー氏は「チームの閉鎖というものはそのチームにとっても、所属する個人にとっても大変なことだ」と話を切り出し、彼らにとって辛い決断を下した身として、個々のために正しいこと(退職手当を含むサポートなど)をできているか確認したいとコメント。それはスペンサー氏自身やXboxブランドのPRのためではなく、チームのために行っているのだと強調しました。

そして、大きな成果を上げているTango Gameworksなどが対象となった今回のスタジオ閉鎖について「何度も言ってきたように、私はビジネスを社内で持続可能なものにし、成長させなければなりません。率直に言うと、私が好きな類のものではないが、誰かがしなければいけない難しい決断を下さねばならないこともあるということです」と語るに留めました。

マイクロソフトは、1月にアクティビジョン・ブリザードとXbox部門で約1,900人の従業員をレイオフすると報じられました。それに合わせて、同社で20年以上を過ごしたブリザードの社長マイク・イバラ氏、共同創設者であるアレン・アダム氏が退社したことも報告されていました。

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