「そこにお肉はないよ」 テレビに映る肉をペロペロ…食いしん坊ないぬに大反響

テレビをペロペロ…画面の肉に夢中なモナちゃん(画像はスクリーンショット)

テレビやSNSでおいしそうなごはんを見ると、お腹がすいていなくても、ついつい食べたくなってしまいますよね。今回ご紹介するのは、テレビ画面に映る肉に夢中になってしまったボーダーコリーです。その食いしん坊でかわいすぎる姿をとらえた動画がX(ツイッター)で公開されると、4万件もの“いいね”を集めて話題に。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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テレビに映った肉を必死に舐めるいぬ

「テレビテレビ! それテレビだよ!! そこにお肉はないよ 食いしん坊に癒やされました」

そんなコメントが添えられた動画には、テレビ画面を舐める1匹のボーダーコリーが。画面には、鉄板の上でジュージューと焼かれ、いい感じに焼き目のついた肉の映像が映っています。そのおいしそうな肉を舐めようと、テレビ台に前足をかけ、一心不乱に画面をペロペロ。いくら舐めても味や匂いがしないことに困惑しているのか、途中でテレビの下を確認しつつも必死に舐め続けています。

この動画がXで公開されると、4万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「いやーーーーかわいすぎて悶える」「『絵に描いた餅』も時代が流れてリアルになったねー!」「実物だったらたまらないサイズの肉ですね」「かわいい! そうだよね、おっきい肉おいしそうだよね! ちゃんと肉だってわかってるのすごくお利口さん!」「その気持ちわかるよ~」「ぜひとも本物をあげたい」など、さまざまな声が寄せられています。

キラキラの笑顔がキュートなモナちゃん【写真提供:MONA家 / ボーダーコリー(@mona_ku_ta)さん】

美しい毛色のモナちゃん 食いしん坊すぎて飼い主さんを困らせたことも

注目を集めたのは、ブルーマール&タンの毛色が美しいボーダーコリーで1歳の女の子「モナ」ちゃん。素敵なお名前は、イタリアの画家レオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた油彩画「モナ・リザ」に由来しています。いぬ2匹と暮らしたいと思い、当初より2匹目をお迎えすることを想定して名前を考えたそうです。

「悩みに悩みましたが、モナとリザ、もしくはリゼにするつもりで、2匹合わせてモナ・リザとなるように命名しました。『万人に親しまれ愛される名画のような貴婦人に育ってほしい』と思ってつけた名です」

モナちゃんをお迎えする以前にも、いぬと暮らしていた飼い主さん。先住犬が16歳で亡くなり、ペットロスのようになっていました。その後、意を決して「一緒に成長しながらアクティブにいろんなことにチャレンジしたい」と、新たにボーダーコリーをお迎えすることを決意。「黒白ではなく特徴ある子にしよう」と1年ほど探し回り、やっとモナちゃんをお迎えすることができたそうです。

モナちゃんは人間といぬがとくに大好きで、とにかく甘えん坊。おっとりした優しい性格の反面、物怖じせず怖いもの知らずで、頑固な一面もあるのだとか。

「生後52日で迎えましたが、最初から少し不思議な子でした。とにかく食いしん坊で、ペットシーツを丸ごと噛み砕いて食べたり、ペットボトルを噛み砕いて食べたり、床をひたすら舐めていたり。雑草や砂、石、ティッシュなど、なんでも口に入れるだけでなく食べてしまいます。何度も病院に行って吐かせるなどして、とても困っていました」

そんなやんちゃなモナちゃんでしたが、飼い主さんと一緒にトレーニングを頑張り、今では大好きなおやつをご褒美にすることで指示を守れるようになってきたのだそうです。

フリスビーを追いかけるモナちゃん【写真提供:MONA家 / ボーダーコリー(@mona_ku_ta)さん】

テレビに映るものに反応 「視覚が優れているのかな?」

Xで注目を集めた動画は、飼い主さんがテレビでキャンプ飯のYouTube動画を視聴中に撮影されたもの。途中で少しその場を離れて、戻ってくると、モナちゃんがテレビの画面に映ったステーキ肉を必死に舐めていたそうです。

「この動画の再生を止めたところ、テレビの裏を探しているような素振りがありましたが、私が戻ってきたので私に甘えてきました。ちょっと『ヤバイ、バレた?』みたいな顔に感じました(笑)」

飼い主さんによると、モナちゃんは生後5か月頃からテレビの中のいぬに吠えるなど、テレビに映るものに反応することがたびたびあったのだとか。そのため、モナちゃんが近くにいるときは、いぬやねこなどの動物が出る動画を観ないよう配慮しているそうです。

「割といつもの光景ではあるので、こんなに反響があってびっくりしています。なかには『いぬは視覚が良くないのに……』というコメントがあったのですが、以前“ママ”が来るのを知らないはずなのに、閉め切った車内から50メートルくらい先の“ママ”を見つけて興奮していたり、テレビを見て喜んだりしているので、ほかの子はわかりませんが『モナは視覚が優れているのかな?』と思いました」

生後8か月からディスクドッグの大会に出場し続けたり、いぬが乗車できるのレンタルキャンピングカーのモデルをしたりと多才なモナちゃん。モナちゃんの活躍は、YouTubeチャンネル「ボーダーコリーMONA家」やインスタグラム(monaboukenki)でも見ることができますよ。

○取材協力:MONA家 / ボーダーコリー(@mona_ku_ta)さん

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