労働災害の死者17人 過去5年で最多に 群馬

去年1年間で労働災害で亡くなったり、けがをした人の数は2596人で、このうち死者は17人で過去5年で最多となったことが群馬労働局のまとめで分かりました。

群馬労働局によりますと、去年1年間に県内で発生した労働災害による休業4日以上の死傷者数は2596人でした。

県内の労災による死傷者は、1979年の6325人をピークに減少し近年は2000人前後で増減を繰り返していましたが、2020年以降、4年連続で増加が続いています。このうち2022年に過去最少の6人を記録した死者数は、去年は17人と大幅に増え過去5年間で最多を記録しました。

死亡事故を業種別にみると、「建設業」が最も多い9人で「運輸交通業」が2人などとなっています。また、死亡事故が発生した状況別では、工事中の足場から落ちたり、護岸工事中にコンクリートの基礎に転落するなどの「墜落・転倒」が5人で最も多く、約3割を占めています。

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