ネットの有害情報を早期発見 学生40人がサイバーパトロール

群馬県警は、インターネット上にある有害情報などの早期発見に協力する「学生サイバーパトロールコラボレイター」に大学生ら40人を委嘱しました。

「学生サイバーパトロールコラボレイター」に委嘱されたのは、県内の大学や専門学校で情報技術などについて学ぶ40人です。県警は、インターネット上の有害な情報を素早く発見し通報してもらうことで、サイバー空間の健全化を図ろうと2017年から大学生らをコラボレーターに委嘱しています。

委嘱状を手にした学生は前橋駅に移動し、駅の利用者にチラシを配布しながら巧妙化するネット詐欺などに注意するよう呼びかけていました。

県警によりますと、去年寄せられたサイバー犯罪に関する相談件数は前年より2596件多い6714件で過去最多を更新し、今年もそれを上回るペースで増加しているということです。

一方、学生コラボレイターによる通報件数は昨年度が3万720件で、県警はこの取り組みによる被害の減少に期待を寄せています。

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