「市の信頼取り戻す」 徳島市議会6月定例会で遠藤市長が所信表明【徳島】

徳島市議会の6月定例会が6月11日、開会しました。

2度目の当選後初となる所信表明で遠藤市長は、「市の信頼を取り戻すとともに、市民が納得できる新しい徳島市づくりに邁進していきたい」と決意を述べました。

徳島市の6月定例会には、総額6億6400万円余りの一般会計補正予算案や、副市長人事案など17議案が提出されました。

2度目の当選後初めてとなる所信表明で遠藤彰良市長は、市民目線の行政改革などを重要課題と掲げ実行に向けた決意を述べました。

(遠藤彰良市長)

「山積する重要課題に一つ一つ着実に取り組みながら、徳島市の信頼を取り戻すとともに、市民が納得できる新しい徳島市づくりにまい進してまいる所存」

「これより採決します」

このあと、元徳島市副市長の松本泰典氏を第一副市長に、元県政策監瀬尾守氏を第二副市長とする、副市長人事案2件について先議され、いずれも議員10人以上が退席する中、

「御起立願いします」

全員起立で同意されました。

「全員起立であります。よって本案については、原案に同意することに決定しました」

また、11日は、開会直前に加村祐志議長が議長辞職願を提出したことから、4時間半遅れの開始となりました。

その後、議会で辞職が認められ、議長選挙の結果、新しい議長に日本共産党徳島市議団の船越智子議員が選ばれました。

辞職について加村議員は、副市長人事案において、所属する会派が退席すると決断したため、これまでの慣例に基づき議長を辞職したと説明しています。

(遠藤彰良市長)

「ほっとしています。これでちゃんとスタートが切れるかなと思っています。副市長の賛成反対可決か否決かは、副市長個人の問題ではない。議員の方にとっては、私自身への信任かどうかと受け止めています」

徳島市議会6月定例会は、6月21日から代表質問が行われます。

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