全国新酒鑑評会 群馬県内から10点入賞 暖冬で酒づくりに影響も

全国新酒鑑評会 群馬県内から10点入賞 暖冬で酒づくりに影響も(24/06/11)

日本酒の出来栄えを競う「全国新酒鑑評会」で、入賞に輝いた群馬県内の10の蔵元が県庁を訪れ入賞の喜びを語りました。

「全国新酒鑑評会」は、日本酒の製造技術と品質の向上を目的に開かれているもので、今年で112回目となる全国でも歴史のある鑑評会です。

今年は全国から828点が出品され、県内からは川場村にある永井酒造の「水芭蕉」など去年を上回る10点が入賞しました。また、このうち特に優れたものに贈られる金賞にはみどり市にある近藤酒造の「赤城山」など4点が輝きました。

県酒造組合の吉田幸雄会長は「全国平均を上回る入賞率となり大変嬉しい」と受賞の喜びを語り、津久井副知事も「来年こそは金賞を目指すという皆さんの思いが群馬の酒の品質を高めていくことにつながると思います」と述べました。

各蔵元によりますと、今年は仕込みを行う厳冬期の2月に高温となったことから酒蔵の温度管理に苦労したということですが、県内の酒蔵同士は鑑評会の結果データを共有し合うことで、県全体での品質向上に役立てているということです。

© 群馬テレビ