フェルナンド・トーレス、アトレティコ・マドリードBの新監督に就任決定「トップチームに多くの選手を送り込む」

アトレティコ・マドリードは11日、Bチーム(アトレティコ・マドリードB)の新指揮官にフェルナンド・トーレス監督が就任することを発表した。

現役時代のF・トーレス監督は、アトレティコ・マドリードの下部組織を経てトップチームに昇格し、2001年に17歳でトップチームデビュー。2007年夏にリヴァプールへと移籍すると、その後はチェルシーやミランでもプレーし、2015年1月にアトレティコ・マドリードへと帰還した。2018年7月にはサガン鳥栖へと移籍し、日本で約1年間プレー。2019年夏に現役を引退した。

引退後は、2021-22シーズンよりアトレティコ・マドリードのフベニールA(U-19相当)でアシスタントコーチを務め、翌シーズンには監督に就任。就任から3シーズンで、リーグ戦で2度の優勝、カップ戦優勝などを果たしたほか、現在Bチームの主力となっている選手たちを育成し、トップチームにはパブロ・バリオスを輩出した。

今季Bチームで監督を務めたルイス・ガルシア・テベネット氏は、3シーズンで2年連続の昇格と1部残留という成績を残したことが評価され、来季からトップチームのコーチングスタッフに加わることが決定している。その後任として、F・トーレス氏がフベニールAからBチームへ昇格することになった。

F・トーレス監督はBチーム新指揮官就任に際し、「(フベニールAでは)常に学び続けた3年間だった。私にとって、Bチームでの一歩はとても重要で、日々向上心を持って物事に取り組み、訪れる試練と責任に最善の方法で立ち向かいたいと思っている。大きな野心とともに、準備はできているという安心感をもって、大きな挑戦としてこのオファーを受け入れたい」とコメント。

そして、リザーブチームの目的は「トップチームに多くの選手を送り込むこと」とし、「全力を尽くすことを要求していると理解しながら、競争し、野心を持って、立ち向かうことが求められる。なぜなら、それが次のステップ、彼らの夢であるトップチームへの準備になるからだ」と選手たちへのメッセージを伝えた。

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