毛塚氏が出馬表明 「文化と知」創造拠点を駅西側延伸計画のLRT沿線にと主張 宇都宮市長選

とちぎテレビ

11月の任期満了に伴い年内にも行われる宇都宮市長選挙に、宇都宮市出身の元財務官僚で茨城県つくば市の副市長を務めた毛塚幹人氏(33)が11日、無所属で立候補を表明しました。

毛塚氏は11日、県庁で会見し、11月に任期満了を迎える宇都宮市長選挙への立候補を表明しました。

毛塚氏は、宇都宮高校から東京大学法学部に進み2013年に財務省に入省。2017年には、茨城県つくば市の副市長に史上最年少の26歳で就任して4年間務めました。3年前に宇都宮市に戻り、都市経営アドバイザーとして全国各地で活動するほか、那須塩原市やさくら市の市政アドバイザーも務めてきました。

毛塚氏は、LRTの開業や東京オフィスの開設などこれまでの佐藤市政について評価する一方、地域との距離が生まれ始めていると指摘。しがらみのない新人として新たな発想で政策判断を行っていきたいとして、県が進める県立美術館などを県立体育館の跡地に移転させる「文化と知」の創造拠点の整備エリアを宇都宮駅西口に延伸を計画するLRTの沿線にするよう県へ提案すると述べました。

毛塚氏は、無所属での出馬を予定していて現在のところ、特定の政党との接触はしていないと説明しました。ただし、政党からの推薦については「状況次第」だとしています。宇都宮市長選挙を巡っては現在5期目で現職の佐藤栄一氏は立候補を表明していません。

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