LRT西側延伸見据え 外部団体が計画承認 宇都宮市芳賀町

とちぎテレビ

宇都宮市がことし(2024年)2月に公表した交通施策に関する次の5年間の計画案が6日、有識者や交通事業者らでつくる民間の懇談会で承認されました。LRT・ライトラインのJR宇都宮駅西側への延伸の計画が一歩進んだ格好です。

スーパースマートシティの実現を目指す宇都宮市では、ライトラインの開業やバス路線の再編などにともなう新たな交通環境に対応するため、2028年度までの次の5年間の交通施策の見直しを行っています。

宇都宮市では有識者や交通事業者らでつくる交通戦略を推進する懇談会が6日開かれ、追加された事業やパブリックコメントの報告を踏まえ「第2次宇都宮都市交通戦略」の後期計画が承認されました。

計画案によりますと6つに分けた施策事業のうち「都市空間・交通」の分野では次世代モビリティを充実させ、「子育て・教育・学習」の分野では子どもや子育て世帯が使いやすい路線バスや地域内交通の運行ダイヤの見直しなどが盛り込まれています。

さらに、前回の懇談会を踏まえ複数の交通手段を快適に乗り継げるようモビリティの接続や乗り継ぎのポイントとなる「モビリティハブ」の整備に関する内容が追加されました。

また、6日は続けて「芳賀・宇都宮地域公共交通活性化協議会」も開かれました。宇都宮駅の西側延伸を見据えて新たに策定する計画の対象地域が宇都宮市全域と芳賀町に拡大され、「芳賀・宇都宮地域公共交通計画」の修正案が承認されました。宇都宮市は今月(6月)中にこの「交通計画」を国へ提出するということです。

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