上田綺世のヘディング弾皮切りに日本が3得点で折り返し! 中村敬斗が再三チャンス演出【2026W杯アジア2次予選】

ヘディングで先制点を決めた上田綺世[写真:Getty Images]

日本代表は11日、エディオンピースウイング広島で2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のシリア代表戦を戦い、前半を3-0のスコアで終えた。
【動画】中村敬斗のクロスに合わせて上田綺世が先制点をゲット

6日にアウェイで行われたミャンマー代表との一戦を0-5の大勝で終え、不戦勝含め無傷の5連勝で最終戦に臨んだ日本。すでに首位通過を決めているなか、2次予選敗退の可能性を残すシリアをホームに迎えた。

昨年11月に敵地で0-5の勝利を挙げたシリアに対し、日本は前節に続く3バックとしたが、より攻撃的な選手起用に。9名選手を入れ替え、GKは大迫敬介、最終ラインは右から冨安健洋、板倉滉、町田浩樹となり、ウイングバックは右に堂安律、左に中村敬斗を配置。ボランチは遠藤航と田中碧、3トップは右から久保建英、上田綺世、南野拓実と並んだ。

立ち上がりからボールを握り、敵陣に押し入る日本。この時間帯は久保と堂安のいる右サイドから特に打開を図る。

しかし、ファーストシュートはシリア。オマル・アルソマに遠めから狙われたが、左に外れたボールをGK大迫は余裕も持って見送った。

すると日本はすぐさま反撃に転じ、左サイド高い位置でスルーパスを受けた中村が中央に折り返し。飛び込んできた久保が左足ダイレクトで狙うも、枠には収められなかった。

それでも13分に均衡を破る。左サイドから中村がピンポイントクロスを上げると、合わせたのは上田。ヘディングシュートがクロスバーの内側に当たって、ゴールネットを揺らした。

中村の勢いは止まらず、左クロスから立て続けにチャンスを演出。今度は上田にわずかに合わず、GKに弾かれたが、このこぼれ球に反応した田中がダイレクトボレーで狙っていった。

19分、今度は速攻から日本に追加点。久保がボックス手前まで一気に持ち上がると、右の堂安に展開。相手DFをずらしてから得意の左足を振り、ゴール右下を射抜いた。

その後も攻撃の手を緩めず、22分には久保がドリブルで中央からボックス内に侵入。スルーパスを出すと、これが相手DFに当たってGKの虚を突き、そのままゴールに吸い込まれた。

シリアに攻め込まれる場面もあったが、板倉、冨安が落ち着いて対応。チーム4点目、自身2点目を狙う上田の反転シュートはGKの正面を突く。

試合は徐々に落ち着きを見せるも、中村の折り返しから今度は南野にシュートチャンス。GKは外したが、ゴールライン際でDFにブロックされる。

堂安と南野の連携で右サイドを崩す場面もありながら、前半終盤はスコア動かずハーフタイムへ突入。3点をリードして試合を折り返した。

日本代表 3-0 ミャンマー代表
【日本】
上田綺世(前13)
堂安律(前19)
OG(前22)

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