富士山や南アルプスなどで活動しやすく 静岡県警ヘリ「ふじ2号」が運航開始 43年ぶりの機体変更

静岡県警航空隊は6月11日、3代目となるヘリコプター「ふじ2号」の運航を始めました。エンジン出力が2倍以上になったことで、富士山などの標高の高い場所でも活動しやすくなりました。

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3代目の「ふじ2号」は2023年9月に配備され、整備や訓練を重ねて、11日に正式に警察ヘリとして運航が始まりました。先代の「ふじ2号」は1981年に運航が開始されたため、43年ぶりの機体変更となります。

「ふじ2号」はイタリア・レオナルド社製でヘリコプターとしては中型の機体です。

エンジンの出力が2倍以上になったことで運べる重さが4.3トンから7トンに増え、富士山や南アルプスなどの標高の高い場所でも活動しやすくなりました。

<静岡県警警備課 藤井弥市航空隊長>
「災害時には陸路が寸断された地域などへの隊員の搬送や物資搬送で効果を発揮できると考えています」

現在、静岡県警では2台のヘリコプターを運航し、緊急時にいつでも対応できるよう備えています。

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