オランダ代表、F・デ・ヨングに続きコープマイネルスも負傷離脱…マートセンを追加招集

王立オランダサッカー協会(KNVB)は10日、MFトゥーン・コープマイネルス(アタランタ/イタリア)が負傷によりEURO2024を欠場することを発表した。

EURO2024で36年ぶりの欧州制覇を目指すオランダ代表は、現地時間6日に行われた国際親善試合でカナダを4-0で撃破。続く現地時間10日にも、MFシャビ・シモンズ(ライプツィヒ/ドイツ)やフィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール/イングランド)らが立て続けにゴールを奪い、アイスランド代表を4-0で破っていた。

2試合連続4-0と、オランダ代表は安定した戦いを見せてEURO2024へ弾みをつけているが、10日にはMFフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ/スペイン)のEURO2024欠場が決定。同選手は所属クラブのバルセロナで、2023-24シーズンを通して足首のケガに悩まされており、当初はグループステージでの戦列復帰が期待されていたものの、検査の結果回復にはさらなる時間を要することが判明。オランダ代表は、“中盤の要”不在で大会に臨むことが決まっていた。

加えて、今回のKNVBの発表によると、コープマイネルスもチームを離れることになったという。コープマイネルスはアイスランド代表戦のウォーミングアップ中に負傷。股関節を痛め、EURO2024開催期間中の復帰が困難になった模様だ。

現在26歳のコープマイネルスは2020年10月にオランダ代表デビュー。以降、EURO2020、FIFAワールドカップカタール2022、UEFAネーションズリーグ2022-23・ファイナルズなどの主要大会にも出場していた。個人として2大会連続のEURO出場が目前に迫っていたが、F・デ・ヨングに続いて、無念の負傷離脱が決まった。

なお、F・デ・ヨングとコープマイネルスの離脱を受けて、KNVBはDFイアン・マートセン(ドルトムント/ドイツ)を追加招集することを発表。現在22歳のマートセンは2023-24シーズン、チェルシーからドルトムントへレンタル移籍しており、チャンピオンズリーグ決勝などの大舞台を経験。これまで国際Aマッチに出場した経験はないが、EURO2024を目指すオランダ代表の候補メンバーには選出されていた。

オランダ代表はEURO2024でグループDに入っており、ポーランド代表、フランス代表、オーストリア代表と対戦する。

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