ソフトバンクが本拠地11連勝 7回に4連打で追い付き中村晃が決勝2点打 有原航平はリーグトップに並ぶ6勝目

7回1死二、三塁、中村晃(手前)の2点適時打で盛り上がるソフトバンクベンチ(撮影・穴井友梨)

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク4―2ヤクルト(11日、みずほペイペイドーム)

ソフトバンクが鮮やかな集中打で逆転勝ちし、本拠地での連勝を「11」に伸ばした。

先発の有原航平は今季みずほペイペイドームで3戦2勝、防御率0.00と抜群の安定感を誇り、4度目の先発となった今回も3回まで無失点に抑えた。

試合が動いたのは4回。有原は西川遥輝の三塁打と丸山和郁の内野安打で無死一、三塁とされ、1死後にドミンゴ・サンタナに四球を与えて塁を埋めた。山田哲人を空振り三振に仕留めて2死までこぎ着けたが、ホセ・オスナに先制の2点適時打を右前に運ばれた。

6回まで3併殺の拙攻で無得点に抑えられていた打線は7回に目覚めた。先頭の今宮健太、栗原陵矢、山川穂高、近藤健介の4連打で同点として、先発の吉村貢司郎を降板に追い込んだ。さらに柳町達が2番手山本大貴から犠打を決めて1死二、三塁と好機を広げて、中村晃が勝ち越しの2点適時打を放った。

有原は7回を5安打2失点でリーグトップに並ぶ6勝目を手にし、9回を無失点で切り抜けたロベルト・オスナが16セーブ目を挙げた。

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