西武、同一シーズン2度の8連敗は53年ぶりの屈辱 力投の今井達也に援護なく…ベテラン栗山巧の奮闘も実らず

2回2死、広島・菊池に先制本塁打を浴びる西武・今井(撮影・大泉謙也)

◆日本生命セ・パ交流戦 西武1―2広島(11日、ベルーナドーム)

西武が今季2度目の8連敗を喫した。同一シーズンに2度の8連敗を喫したのは、前身の西鉄が1971年に記録して以来、53年ぶりとなった。

7連敗でホームに戻ってきた西武は、先発陣を支える今井を立てて臨んだ。初回はセ・リーグ首位の広島を無得点に抑えたものの、2回に菊池にスライダーを左翼席に運ばれる先制ソロとされた。

打線は初回2死から栗山が床田のスライダーを左中間に運ぶ二塁打。交流戦単独最多の通算334安打としたが、中村剛が左飛に倒れた。2回は先頭の陽川が左前打を放つも、続く源田が遊ゴロ併殺。4回2死一、二塁でも源田が空振り三振に終わった。

力投を続けてきた今井は7回に代打松山の右犠飛で1点を加えられた。打線は8回に佐藤龍の2号ソロで1点差に追い上げたが、反撃もここまで。孤立無援のマウンドで7回114球を投げ、2失点と踏ん張った今井は打線の援護なく3敗目を喫した。

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